
当初の土地
もともとは小高い山になっていた造成した。擁壁を要れず、自然の地形を生かす方法もあったが、今回は敷地をいっぱいに使える擁壁工事を選ばれました。
孟宗竹が生い茂っていた。
お施主さんが購入した土地は、ご実家のすぐ裏。
竹薮だった山を造成し、宅地にされました。 |

お客様のご要望
お施主さんの要望、 チルチンビトを持って来られて、こんな感じの家がいい・・と最初は何とも漠然としたものでした。
奥さんの要望。自然素材の家、エアコンになるべく頼らなくて済む風の抜ける家、縁側(デッキ?)が欲しい、などなど。
何度かの打ち合わせを経て出来あがったプラン。
深い軒、2階は高さを低く抑え、コストダウンと共に、家の安定感を増します。
旦那さんは、とにかく、趣味のギター等、楽器を弾く部屋が欲しい。
家に関しては、特にこだわりはない様子でした。
が、のちのち この旦那さんが、誰よりも積極的に家作りに関わるようになります。 |

こだわりポイント
この現場で、まず最初に取り掛かったのが、基礎より何より、土壁に使う練り土を現場で寝かすこと。
この家のこだわりのポイントです。
藁を足したり、水を足したりと、ここでの土の管理は主に施主さんがされました。 |

基礎着工
しまった堅い地盤だったが、地盤調査の結果、表層地盤改良を施すことになり、その上にベタ基礎を打っています。 |

地元の木
材木は三重の木の産地、宮川の葉枯らし天然乾燥の杉を、中心にそろえました。
基本的に、材木は、国産材しか使っていません。
地元の木を使うということは、農業と同様、日本の国土を守り、そして文化を引き継ぐ上で、大切なことだと思います。 |

伝統構法
大工による手加工、伝統構法で刻んでゆきます。 |

建て前
いよいよ建て前。伝統構法では木と木を組み合わせていくのに、非常に時間がかかります。しかし、ここが大工の腕の見せ所! |

屋根仕舞い終わり
ほっと一段落。2階の高さを低くして、軒も深くし、家のすごし易さ、安定感を出しました。 |

荒壁工事
いよいよ壁の荒壁工事です。今回は自分たちで、近くの山から竹を切り出すところから始めました。そして、ほとんどの工程にワークショップを組み入れ、土壁の家作りをみなで体験しました。 |

えつり
この家のこだわりのポイントのえつり≠ナす。厚貫の両側に竹小舞いをしっかりと編みます。このことにより、従来の土壁の様々な弱点を補います。 |

荒壁土塗りつけ
半年以上藁を足し足し寝かした、荒壁土を、塗りつけます。土を触るって気持ちがいい。重労働だけど、参加のみんなも笑顔です。 |

土壁付け
土壁付けにはかなり時間をかけました。荒壁の上に大直し塗りなどで、かなりの厚みの土をつけました。壁の断熱はこの土壁のみでまかないます。なるべく余計な建材は使わない、地元の材料で作る、シンプルに作る、昔ながらに作る、ことなどを心がけています。 |

外壁下地
土壁を、柱面近くまで付くよう、何回も塗りました。
外壁下地は、通気層がたっぷり取れるよう、に、3.6センチ角の胴縁としました。 |

外部仕上げ 板張り
杉の赤身板を、張っています。
杉の赤身は水に強く、外部に使うにはもってこいです。 そして、その木肌・色の何て美しいこと! |

外部 左官仕上げ
外壁の一部は、真壁で、左官で仕上げました。
写真は、土と石灰を混ぜて作った大津壁を塗っているところ |

外部 柿渋塗り
仕上げに、ワークショップで柿渋を塗りました。 雨には流れやすいですが、古来の自然塗料を学ぶ良い機会となりました。 |