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木の素材、その魅力

知ってますか?木の性質木は湿度を調節してくれます

木材は呼吸しているとよくいいます。これは山に生えていた頃、地中から水分や養分を吸い上げていた無数の管が空洞となり、湿度が高いときはそこへ水分を吸収し、乾燥すると蓄えた水分を放出する現象の例えです。

内装に無垢の木を張った部屋では、湿度の変動が少なく、夏場の除湿器や冬場の加湿器がほとんどいりません。古くから使われてきた土壁や畳などの自然素材も同様の作用を持っています。

内部に空気層のある木材は、鉄やコンクリートに比べて熱伝導率がきわめて低いという性質を持っています。断熱・保湿性にすぐれるとともに、調湿作用により、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるのです。ベトつく梅雨時期でも、無垢の木のフロアなら素足で快適に過ごせます。

ビニールやプラスチックなど石油由来の建材は、水気をシャットアウトしてくれるので、水回りなどへの部分的な使用は有効ですが、居室にはおすすめできません。

また、それらを製造したり施工する際に使われる接着剤や塗料の中にはホルムアルデヒドをはじめとする人体に悪影響を与える揮発性の物質を含むものもありますので、注意が必要です。

木の持っている調湿作用は、結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑えますから、アトピーやアレルギー体質の人にやさしい健康的な住宅といえます。

木の空間はリラックスできます

木材は空洞をたくさん持った自然素材なので、表面が滑らかに見えても、実際は細かな凹凸形状をしています。音や光を散乱させて反射するので、目や耳にやさしく、疲れにくいといわれます。

また、スギ・ヒノキ・ヒバのチップをにおい袋に入れて、その空気を被験者に吸入させる実験では、最高血圧の低下がみられ、木材は人に対して鎮静的に作用することが明らかになっています。近ごろ、木造校舎が見直されていますが、これは木材利用を促進するためだけではなく、子どもたちの集中力を高めたり、リラックス効果を考えてのこと。木造校舎では、キレる子どもが少ないという報告もあります。

耐震性、防耐火性も心配無用

現在の建築基準にのっとって正しく設計・施工されていれば、木造住宅は鉄骨や鉄筋コンクリート、プレハブ住宅と変わらない耐震性や防耐火性を持たせることができます。

また木造住宅は、手を入れることで世代を超えて長く使えるというメリットがあります。築百年を超える現役の民家は珍しくありません。

古い民家などのいわゆる伝統工法建築は、ひたすら頑強さを追求するのではなく、木組みが地震エネルギーを吸収したり、土壁が崩壊することで衝撃を逃がし、構造材が住人を守るといった先人の知恵も盛り込まれています。

最近の自動車は、車体そのものを守るより、衝突を軽減する働きを持たせていますが、木造建築はこれに近い考え方といえます。

木材は燃えるという性質があるため、木造住宅は火災に弱いという印象がありますが、実は火災で命を落とすのは、石油由来の新建材が燃える際に発生する、有毒ガスが原因であることが多いのです。

木の利点は欠点と背中合わせ

木は建築材料として全ての面ですぐれているわけではありません。工業製品のように品質が一定でないし、産地や部位によって、色や年齢、筋などの模様も違います。でも、これが自然素材ならではの味わいといえるでしょう。

呼吸するという木の性質は、湿気の出入りによって体質が変わるため、夏場は戸の開け閉めが重くなったり、冬場は隙間が生じることもあります。また、環境次第ではカビが生えたり、白アリに食べられたり、腐ったりもあります。それを防ぐには、湿気の多い床下や浴室、外壁には水に強い材を使い、常に通風や換気を心掛けることが必要です。

しかし、腐るという性質は、自然素材である木材が、役割を終えたら土に還るという証でもあります。

木の利点を引き出し、少しでも長く快適に住まうために、家を建てる際は、木の性質に通じた「三重の木」認証事業者(設計事務所・建築業者・製材業者等)にご相談ください。

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